三次元点群測量


河原工業株式会社 BIM/CIM(ビムシム)事業部では、建築・土木工事を手掛けるゼネコン様、専門工事会社様向けに、3Dレーザースキャナーを使用した三次元点群測量サービスを提供しています。ここでは、三次元点群測量の特長、導入メリット、使用する測量機器、具体的な活用シーンなどについてご説明します。

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使用する測量機器
3D LASER SCAANER

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当社で使用している「Leica BLK360 G2」は世界最小サイズかつ簡単に操作できる、最先端の地上型3Dレーザースキャナーです。測量地点に設置してボタンを押すだけで、従来型 の5倍以上速い、わずか20秒で球面画像を含む現場のフルスキャニングを実施。スキャンされたデータは、VIS(ビジュアル・イナーシャル・システム)機能で自動合成されます。


地上型3Dレーザースキャナーでの測量は「現場でスキャニングした後、事務所に戻って合成処理を行う」というワークフローが一般的です。しかし、VIS機能により、現場での事前自動合成が可能となり、事務所に戻ってからの合成処理作業が大幅に軽減。ワークフローが高速化され、高精度の測量データをよりスピーディーに作成・納品することが可能となりました。

(出典:ライカジオシステムズ株式会社)

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特長・導入メリット
KEY FEATURES

点群とは、点データの集合のことで、英語では「Point Cloud(ポイントクラウド)」と呼ばれます。点群データは、3次元座標値のX・Y・Zと色情報のR・G・Bで構成され、図面では表現しきれない地形・地物の細かな位置・形状・起伏・色彩まで精密に表現できます。

三次元点群測量は、3Dレーザースキャナーなどを用いて、地形・地物のを計測する技術です。スキャナー設置箇所を中心に360度全周囲を測距レーザーでスキャニングし、取得した計測データを三次元点群データとして記録します。危険な箇所まで深く立ち入る必要がないため安全性が高く、従来手法と比較して作業時間も大幅に短縮できます。

画像は三次元点群データのイメージです(出典:兵庫県)

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活用シーン

USE CASES

01

建造物測量

建物の外観、内部構造、電気配線、配管などを3Dレーザースキャナーでスキャニングし、高精度な測量データを収集。データをもとに作成された3Dモデルや平面図が建築設計に活用されています。複雑な形状・構造の現場でも、3Dレーザースキャナーなら、正確かつスピーディーに測量作業を行うことが可能です。

02

トンネル測量

3Dレーザースキャナーはトンネル工事・保守にも活用されています。広くて高さもあるトンネルの測量を目視で行うのは、時間や経費がかかる上、現場によっては高所作業を伴います。しかし、3Dレーザースキャナーならば、ひび割れや剥離などの異常やトンネルの形状変化なども、難なく計測することができます。

03

電線共同溝測量

電線共同溝とは、電柱・電線を地中の空間に収容するための地下管路のことです。電線共同溝を設計・配置するためには、地中の埋設物調査や試掘などが必要となり、そういったシーンで3Dレーザースキャナーを活用。スキャンされたデータに基づいて、占有業者や関係機関との調整・協議が行われます。

04

プラント測量

プラントでは、何度も繰り返し改修工事が行われるため、「元々の図面の形状と現況形状が異なる」という事態が生じがちです。新規改修工事の際は、改めて測量を行う必要があり、相応の期間を要することになります。しかし、3Dレーザースキャナーなら、現況の3Dモデルや平面図を迅速に作成でき、工期短縮を実現します。

05

文化財測量

近年、文化財保全活動でも、3Dレーザースキャナーが重要な役割を果たすようになっています。3Dレーザースキャナーで取得した3Dデータをもとに文化財のデジタルアーカイブが作成され、保存状態の確認や修復作業、地域住民の学習体験などに活用されています。(写真は奈良県奈良県橿原市の藤原宮跡遺跡)

06

災害査定

災害査定(復興のための補助金・助成金申請などにあたり、被害の程度を確認し、申請された復旧工事の工法・費用が適正か否かを現地で査定すること)においても、3Dレーザースキャナーの活用が広まっています。災害現場の点群データを生成することで、被害状況を効率的かつ正確に把握できるようになります。

03

小見出し

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